帯状疱疹の痛みの期間はいつまで続くの？
あなたは、帯状疱疹ができた事がありますか？
発疹が出来ると、とても痛くて辛いですよね。
あまりの痛さに、いつになったら治るのか、
そもそも痛く無くなるのか、不安になってしまうのでは無いでしょうか。
そこで今回は、帯状疱疹の痛みの期間はどのくらい続くのかを紹介します。
発症〜約１週間後
発症した初期には、チクチク、ピリピリといった痛みを感じます。
その後、赤い発疹ができて、その中に水が溜まってきて水ぶくれになっていきます。
発熱を伴う事もあります。
さらに時間が経過すると、強い痛みを伴うようになり、
神経に沿って帯状に広がっていくのです。
初期症状のチクチク、ピリピリした痛みは、あまり感じない事もあるようです。
発疹が出来てから痛みを感じるようになる事もあるので、注意が必要です。
約１週間後〜約２週間後
帯状に広がった水ぶくれの中の水が、黄色くなって膿疱になっていきます。
そして膿疱が破れて皮膚がただれていきます。
水ぶくれが大きかったり、深い場合には、潰傷になる事もあります。
この時期が、1番皮膚や神経の炎症が強いので、痛みのピークです。
あまりに強い痛みのため、眠れなくなる事もあるようです。
痛みは、「ピリピリ焼けるような痛み」「針を刺されるような痛み」
「締め付けられるような痛み」「ものが張り付いたような感じ」等、
様々な感じ方をします。
痛い時は、冷やさず温めるようにしましょう。
約２週間後〜約３週間後
水泡ができては潰れ、できては潰れ…と繰り返すうちに、徐々に乾燥していきます。
黒っぽいかさぶたになっていき、皮膚や神経の炎症も徐々に治まっていきます。
皮膚症状の改善を追うように、痛みも落ち着いてくる事が多いようです。
そして、３週間を過ぎる頃に治癒となります。
しかし、特に高齢の方が注意したいのが、治癒した後に残る神経痛です。
帯状疱疹の皮膚症状は治ったにも関わらず、痛みだけが残ってしまう状態です。
これは、ウイルスによって神経節が強いダメージを受ける事で、
生じる痛みだと考えられています。
若い人は、ダメージを受けても回復が比較的早いのですが、
高齢になる程、回復が遅くなってしまうので、長引くのです。
３か月以上痛みが続く場合、“帯状疱疹後神経痛”という診断がつきます。
内服薬などによる治療が必要となりますが、
痛みが数年間も続くこともあるので注意が必要です。
・・・いかがでしたか？
このように、大抵の帯状疱疹の痛みのピークは、２週間前後です。
ピークを過ぎれば、後は治癒していくのです。
また、初期の段階で治療を早く始める事が出来れば、痛みも軽く済む事があります。
自分の身体の異変は、敏感に察知していきましょうね。
誰にでも起こりうる病気、帯状疱疹。
ストレスなどを上手に発散して、日頃から免疫力をつけておく事も大切ですね。
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