帯状疱疹で顔に跡は残るの?
帯状疱疹による水ぶくれ等の皮膚の症状は、全身に及ぶこともあります。
一目につきやすい顔にまで帯状疱疹の症状が表れてしまうことは、辛いことです。
帯状疱疹が完治すれば、すっかり肌がきれいになるというのなら、
一時期我慢すればよいのですが、跡が残ったりはしないのでしょうか?
そこで今回は、帯状疱疹で顔に跡が残るのかどうか、ご紹介します。
帯状疱疹の跡が残るのはどうして?
かかりつけの医師に、帯状疱疹が治った後に、
皮膚に跡が残るのどうか質問をしてみます。
大抵のお医者様は「薄くはなる」と、お答えになるでしょう。
帯状疱疹の跡が残ってしまうかどうかは、
個人差によるところが大きく、医師も明確に断言することができないのです。
もちろん、何もせずとも帯状疱疹の完治とともに跡形も無くなるという方もいます。
しかし、逆に跡が残ってしまう方もいるのです。
どうして帯状疱疹の跡が残ってしまうことがあるのでしょうか。
実は帯状疱疹の水疱がかさぶたになると、かさぶたは黒々としていて、
皮膚に色素沈着してしまい、シミや跡になってしまう場合があります。
跡になってしまった場合には、すぐに消えるというわけではないのですが、
3か月〜半年ほど様子を見ていると、きれいに消えていく方が多いです。
しかし、時に10年経っても帯状疱疹の跡が消えないという方がいらっしゃいます。
そこで、次に帯状疱疹の跡をできるだけ残さないために注意するべきこと、
できてしまった跡を消すためにできることをご紹介します。
帯状疱疹の跡を残さないためにできることは?
・水疱やかさぶたなど患部にむやみに触らない
水疱など症状が表れているところをいじくってしまうと、
患部が広がったり、化膿したりと悪化してしまうため、
跡になる可能性を高めてしまいます。
また、水疱がかさぶたになることは治ろうとしている時期です。
かさぶたができるような頃には、痒みが強くなり、
ついつい掻き壊してしまうこともあります。
掻いてしまい、無理にかさぶたを剥ぐようなことをしてしまうと、
いわゆるクレーターと言われる凸凹な跡ができかねません。
患部は治療以外の目的で触ることは避けるべきです。
・かさぶたが取れた後は、しばらく日差しに当たらないように
かさぶたが取れた後すぐは、日焼けにより色素沈着しやすくなってしまいます。
顔などは隠しにくく、影響が大きいことが考えられます。
かさぶたが取れたあとしばらくは、日差しに当たらぬよう気を付けましょう。
できてしまった帯状疱疹の跡を消すためにできることは?
・肌の新陳代謝を向上させる
肌は新陳代謝とともに、新しい肌が皮膚の下から生まれてきます。
新しい皮膚が生成されることにより、表面にある傷ついた皮膚が剥がれ落ちていきます。
肌の新陳代謝を活性化させることにより、早く帯状疱疹の跡を消すことができます。
方法としては、マルチビタミンやコラーゲンなどの栄養素を積極的に摂取すること。
また、岩盤浴や運動をするなどして、新陳代謝を活性化させることもできます。
・皮膚の移植手術を行う
どうしても気になる跡となってしまった場合には、
最終手段として、皮膚の移植手術をすることができます。
こちらは費用としても、方法としても最終手段です。
・・・いかがでしたか?
帯状疱疹の跡は残ってしまう方もいれば、残らない方もいます。
残らない方でも、消えるまである程度の期間が必要になることがあります。
今回ご紹介した方法で少しでも多く帯状疱疹の跡が無くなることを祈っております。