帯状疱疹の薬で塗り薬はどのようなものがある?
帯状疱疹になると、どうしても皮膚の症状が気になりますよね。
しかし実は、帯状疱疹の原因は体内の神経にウイルスが感染した事にあります。
そのため、内服薬でウイルスを抑制する必要があるのです。
しかし、痛い発疹も同時に何とか治したいですよね。
そこで今回は、帯状疱疹で使用する塗り薬について、紹介します。
消炎鎮痛薬
消炎鎮痛薬であるフエナゾール軟膏は、かゆみや痛みを静めるための薬です。
帯状疱疹の症状が比較的軽いケースの場合に使われます。
抗ウイルス薬
帯状疱疹の症状が、重症とまではいかなくても、
症状が1つ進行してしまっている場合には、
抗ウイルス薬を含有する軟膏を、消炎鎮痛薬と併用します。
抗ウイルス薬であるアラセナA軟膏は、
帯状疱疹の発症初期に使用すると効果的な薬です。
軟膏基剤
軟膏基剤である、ソルベースというものです。
マクロゴールという軟膏があります。
こちらは、皮膚への付着が弱いので、ガーゼに伸ばして貼付します。
水泡に効きます。
皮膚治療薬
皮膚治療薬である、サトウザルベというもので、
亜鉛華軟膏という薬があります。
こちらは、鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤分類される薬です。
皮膚を保護して炎症を抑える働きがあり、
水分の吸収に優れているので、
かき壊して液が出ているところに塗る事が出来ます。
しかし、匂いがきつく拭き取りづらいという難点があり、
過剰な乾燥を招きやすいので、注意が必要です。
ステロイド
ステロイド外用薬も使われる事があります。
しかし、ステロイドは免疫力を下げてしまう可能性があるため、
積極的には使われません。
その強力な抗炎症作用があるので、
症状によっては抗ウイルス薬と一緒に使用される場合があります。
使用する場合は、医師の判断が必要です。
その他
他にも、ステロイドよりも副作用が少ない
“ 非ステロイド抗炎症薬 ”などもあります。
初期に現れる痛みやかゆみを抑えてくれます。
しかし、重い腎障害や肝障害、消化性潰瘍ながある場合は、
急性腎不全や肝障害、血小板減少などの副作用が出る事がるので、
使用は控えるようにしましょう。
・・・いかがでしたか?
帯状疱疹の治療には、このような塗り薬の種類があるのです。
しかし、帯状疱疹の原因は体内にあるので、軟膏だけでは治す事は難しいです。
内服薬と塗り薬を併用して、しっかりと治療する事が大切ですよ!
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