帯状疱疹の痛みのピークは?
帯状疱疹とは、一見すると水疱瘡のような皮膚病です。
帯状疱疹、水疱瘡ともにウイルスが原因で発症します。
水疱瘡と帯状疱疹との違いは、「痛み」です。
水疱瘡には痛みがありませんが、
帯状疱疹の全身をチクチクと刺すような痛みは、耐え難いものがあります。
この痛みは一体いつまで続くのか、いつを乗り越えれば楽になるのでしょうか。
今回は帯状疱疹の「痛み」のピークについてご紹介します。
帯状疱疹の「痛み」のピーク
帯状疱疹は皮膚に症状が表れる前に痛みを発症します。
体内に潜んでいたウイルスが牙をむき、
神経を傷つけながら皮膚上に出てきます。
この神経の損傷が帯状疱疹の「痛み」の原因となります。
さて、この「痛み」のピークは一体いつなのでしょうか。
帯状疱疹は、個人差がありますが、
通常であれば3週間ほどで皮膚の症状と痛みは消えていきます。
「痛み」のピークは皮膚の症状が表れてからおおよそ7〜10日目になります。
ここでのポイントは、「皮膚の症状が表れてから」ということです。
忘れてはいけないのは、「痛み」は皮膚の症状が表れる数日前から始まります。
つまり、痛みを感じてから2週間ほどが「痛み」のピークになります。
帯状疱疹の「痛み」が消えない
先ほどご紹介したように、通常であれば帯状疱疹の「痛み」は、
痛みを感じてから2週間ほど、皮膚の症状が表れてから7〜10日ほどです。
ですが、稀に皮膚の症状は治ったのに、「痛み」だけが残ってしまうことがあります。
これを「帯状疱疹後神経痛」と呼びます。
痛みだけがあるだなんて、苦痛以外の何ものでもありません。
「帯状疱疹後神経痛」にならないためには、
帯状疱疹に気がついたら、すぐにでも抗ウイルス剤を摂取することが非常に大切です。
・・・いかがでしたか?
帯状疱疹の初期は少しの痛みだからと耐えてしまう方が、たくさんいらっしゃいます。
しかし、それが重病化させてしまう原因なのです。
重病化させてしまうと、自分への苦痛はもちろん、
仕事など周りへの影響も大きくなってしまいます。
我慢せずに早めの受診をしましょう!